春塾

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「覚えた」のに「答えを書けない」ことありますか?

「覚えた」のに「答えを書けない」ことありますか?

2021/08/22

こんにちは、大垣の学習塾 春塾です。

 

雷を伴う激しい雨が降り、蒸し暑い中 さらに今年は コロナの感染者数が増えてきたため、ストレスのたまる毎日ですね。

でも、元気に塾に来ている生徒の 授業中や休憩中での 笑い声を聞くと、そんな気持ちも たちまち癒されます。

 

教室の中も みんなマスクをして勉強していますが、中学校の歴史の教科書には、昔の公害(大気汚染)のために「マスクをして通学する 子どもたち」の写真が載っています。

きっと 未来の教科書には、今のコロナでの マスクをする子どもたちも 紹介されることだろうな、と思います。

いろいろな行事が 学校でも行われなくなり、とても寂しいですね。

早く収束することを 私も毎日願っています。

 

さて、夏季の講習も後半に入り、中学生の特に1・2年生は 授業最初に 前回の内容を確認する 復習テストを行っています。3年生は受験生なので、問題慣れしていますが、1・2年生は まだまだです。

1・2年生どちらの学年も 休み時間などを利用して テストに合格するべく 問題を出し合う姿が見られます。

本当は、塾に来る前に 準備してきて欲しいですが(勿論 準備してきている生徒もいます)、慌てて というより不安だから 確認しているのでしょう。

 

社会などは、他の科目よりも 断然 覚えることが多いかと思います。

例えば、数学などは 公式は覚える必要がありますが、後は計算で答えるので 準備は少ない分 日頃の基礎の力が出ます。それに対して、社会は その単元に必要な用語は あまり他の単元に出ることは少ないので、単元を絞って準備さえしておけば、授業の復習テストなら範囲が狭いので 合格が取れそうな科目かと思います。

 

そのため、「どんな風に 準備してきているのかな?」と 生徒のノートを見てみると、中には 覚えるべき用語を ひたすら呪文のように 書き並べているものが ありました。英単語なども 単語をたくさん書いて覚えますし、きっと 同じように覚えようと 思ってしているのでしょう。

 

でも、実際テストを始めてみると、答えが書けない生徒がいます。先ほどまで 練習して書いていたのに。

決して 手を抜いているわけでも、忘れてしまう のでもないはずです。

最初は「テスト」という緊張感が、頭を真っ白に してしまうのかな?と思いました。

 

でも それはきっと、「問題慣れ していない」ことが 原因かと思います。

正解を書くには、「答えを書く」ことだけ ではありません。

「問題を読み」、「正解となる 答えを考え」、「答えを書く」の一連の 流れが 必要です。

 

1個しか 問題が出題されない のであれば、答えだけ 覚えても 正解できるでしょう。

でも、出るかもしれない問題も 含めて 複数の答えを 覚えてきても、「その問題に」答えて いなければ、正解しません。

 

百人一首の 上の句を聞いて 下の句を 答えるとき

例えば「あき~」で始まる 上の句は、2つしか ありません。

「秋の田の かりほの庵の 苫をあらみ わが衣手は 露にぬれつつ」天智天皇

「秋風に たなびく雲の 絶え間より もれ出づる月の 影のさやけさ」(誰でしたっけ?ごめんなさい)

 

こんなカンジで、問題文に「○○」とあれば、「この答え!」と キーワードになる問題文も、答えと 一緒に覚えることが 大切です。それが「問題慣れ」していることになります。この差が「得点の差」になります。

 

試験に合格するために、過去問を解くのも そのためです。問題形式を知り、練習しておくことで「正解を書く」

前段階の準備をしている 生徒が合格します。1・2年生も今のうちに、合格するには どういう準備をすればよいのかを 知って欲しいです。

 

高校受験、大学受験は 人生の節目となる 大きなイベントです。コロナ禍であって 当事者の学生のみなさんは 例年以上に 負担が大きいかと思いますが、負けずに取り組んで欲しいです。

受験生が 自習しているそばで 心の中で応援しながら 今、書いています。

 

春塾では、受験に合格するために、定期テストで 得点を上げるために、負けずに 取り組む生徒を 待っています。

今日も 最後まで ご覧いただき ありがとうございました。

 

 

 

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