分かったときに、電球が光るのって まさにピッタリの表現ですね。
2021/07/28
こんにちは、大垣の学習塾、春塾です。
この間、小学生の授業で 生徒たちも軽いと よく知っている箱(クッキー缶)を ワザと重いものを持つかのように演技してみました。
口々に「うそだー」「そんなわけない!」と声が 出ます。
反応が 面白いですよね。
リアクションが 大きいと 相手にもよく伝わります。
中学生や 高校生の授業を していて、ウンウンと大きく頷きながら 聞く生徒は、成績も 良いように感じます。
学校の先生からも 顔を上げてよく授業を聞いている、と思われるから かもしれませんね。
でも私自身は 学生の頃、顔を上げて 授業を受けていて、言われたことがあります。
「あなたは 聞いているようで、聞いてなくて、聞いてないように 見えるときは、聞いている」と。
すみません。きっと当時は 顔を上げて 他事を考えていたのだ と思います。
学校の先生ではないですが、塾の講師になって、生徒の顔を見ている 先生の気持ちが分かりました。
聞いているか、分かっているか、反応する顔を見れば 分かります。
分かったときに、生徒の顔近くの 電球が「ピカッ」と光るのが見えれば、楽なのですが。
生徒が声に出す「分かった!」は正直、安心できません。
こちらとしては、それを「できる」まで確認して、ひと安心できるからです。
春塾では 中学生は、個別指導よりも 集団授業を 主に行っております。
その日の授業で、説明した後、ココまで解こう という課題を クリアしないと、居残りを することになります。
一部の生徒は、実際に居残りします。帰るのが 遅くなり、送迎バスにも 乗れず、課題が終わり次第、親御さんにお迎えにきていただくため、ご家庭でも 負担になるかと思います。
正直、全ての生徒に 時間内に理解して、全て できるように なって帰ってもらうのが 理想ではあります。
しかし、定期テストや 高校入試に必要な 大切な問題こそ、難しいものです。
もし 居残りせずに帰せば、当の生徒は きっと 早く帰れることに喜ぶことでしょう。
でもそれは、一時のことで 最終的に本人が 困ることになります。
まだ「分かる」と「できる」が 不十分なまま 帰すのは、その生徒にとって 残酷なことです。
多くの生徒は、授業時間内に「分かった」と「できる」を体感して、帰ります。
居残りする生徒は、他の生徒よりも 余分に 「わかった」と「できる」を 時間をかけて 体感します。
きっと そのちょっとでも 苦労した分が、記憶に残ります。
みなさんも、苦労して 手に入れたものって、宝物になりますよね。
春塾では、学んだことを「宝物」にしたい生徒を 募集しています。
実は受験生になると、課題が終わっても 自ら居残りして自習し、「宝物」を 自分から取りに行く 生徒もいます。
その体験は、受験後の長い人生にとって きっと大きな「宝物」(大きな自信という財産)を手に入れることでしょうね。
今日も 最後まで ご覧いただき、ありがとうございました。